🧭【REVERSE（リバース）の真実】〜AI投資の仕組みを読み解く～

2025年10月22日 2025年10月22日

コウジ

私は47歳の会社員エンジニアです。
仕事ではAIツールや自動化プログラムを扱うことも多く、システム構造を見るのが職業柄クセになっています。

そんな私が気になったのが――「REVERSE（リバース）」という副業案件です。

広告には「AIが自動で稼ぐ」「スマホ2タップで日給3万円」などと書かれています。

しかし、こうした言葉には必ず“裏側の設計図”があります。

この記事では、エンジニア視点でREVERSEの構造を徹底的に分解し

どこに“稼げない理由”が潜んでいるのかをお伝えしていきます。

まず結論から言うと、REVERSEの実態は「AIが競艇の買い目を予想するシステム」です。

つまり、“投資”ではなくギャンブルの自動化ツールというのが正確な表現になります。

表向きは「AIアルゴリズムが勝率80％を実現」などと謳っていますが

AIの中身やデータロジックは一切公開されていません。

検証サイトによると、無料登録のあとにLINE誘導→説明会→高額プランへの案内という流れが多いようです。

✅広告の一例

・スマホ2タップでOK
・1日5分で4万円
・AIが自動的に判断

エンジニアの目から見ると

「AI」という言葉がマーケティング目的で多用されているだけのように感じました。

競艇のレースには「6艇×3着＝120通り」の組み合わせがあります。
REVERSEはその中からAIが“勝ちやすい買い目”を提示する仕組みとされています。

しかし、問題はここです。

AIがどんなに優れていても、控除率（約25％）という壁を超えることはできません。

競艇の仕組み上、参加者全体から25％が主催者側に差し引かれるため
理論上の平均期待値は常にマイナスです。

つまり、AIが正確に予想できたとしても

長期的に利益を出すことは極めて難しいのです。

技術的な裏付けは弱い一方で、心理的な誘導設計は非常に精巧です。

ステップ① 不安を煽る

「老後2000万円問題」「副収入がないと不安」など、将来の不安を刺激します。

ステップ② 希望を見せる

「AIが自動で稼ぐ」「初期費用はわずか」など、安心感を演出します。

ステップ③ 決断を促す

「今だけ限定」「残り5名」など、行動を急がせるメッセージで背中を押します。

この流れは、私が企業のUX設計で使う“コンバージョンファネル”とほぼ同じです。

つまり、売る側が意図的に「信じさせる流れ」を作っているのです。

広告では「100円からスタート可能」と書かれています。
しかし、それは舟券の最低購入額のこと。

実際に参加するには、
・初期登録費用：10〜30万円
・月額サポート料：1〜3万円
・VIPプラン：20〜50万円

といった費用がかかるケースも報告されています。

最初は「少額で始められる」と思わせ
後から「より勝率を上げるには上位プランが必要」と誘導されるのが典型的な流れです。

私がシステムの構造を分析した結果、以下の3点が致命的でした。

1️⃣ データの偏り
　過去のレース結果を基に学習している場合、モーター交換や気象条件の変化には対応できません。

2️⃣ リアルタイム性の欠如
　予想配信は数分〜数十分前に送られるため、情報鮮度が落ちます。

3️⃣ 利用者の集中
　多くの人が同じ買い目で賭けると、オッズが下がり、利益率が急減します。

この3つが揃うと、「当たっても儲からない」構造になります。

実際に的中しても、払戻金が賭け金を下回るトリガミ状態が頻発するようです。

私の推測では、REVERSEの実際の収益源は「AIの成績」ではなく、会員費用と紹介制度です。

参加者が支払う利用料
アフィリエイトによる報酬システム
継続プランによるサブスクリプション課金

つまり、運営側は“当てる”よりも“集める”方で利益を出している可能性が高いです。

エンジニア的に言えば、これは“AI予想”ではなく“マーケティングオートメーション”です。

1️⃣ AIを過信してしまう
　AIは人間より正確だと思い込み、仕組みを疑わなくなります。

2️⃣ 投資とギャンブルを混同する
　“投資”と書かれていると、理性的な判断が鈍ります。

3️⃣ 損失を取り戻そうと深追いする
　負けた分を取り返そうとして課金が膨らみ、泥沼化します。

これは心理学的に「ギャンブラーの誤謬」と呼ばれる現象です。

私はこれまで、楽して稼げる仕組みを何度も探しました。

しかし、結論としては「理解できないものでは稼げない」ということです。

副業で成功する人は、時間をかけて自分の領域を育てています。
AIも使い方次第で強力な武器になりますが、“丸投げ”では結果は出ません。

REVERSEを通して、私は改めて“見極める力”の重要性を痛感しました。

REVERSEは競艇を題材にした予想配信システムです。
「AI投資」と呼ばれていますが、実態はギャンブル構造です。
高柳大輔氏の経歴や運営会社の情報は不透明です。
利用者の中には「稼げなかった」「高額請求された」という声もあります。

AIが稼がせてくれるのではなく、稼げる人がAIを使うのです。

✍️ 執筆：コウジ（47歳・会社員エンジニア）

「仕組みを見抜くことこそ、最大の防御。
　AIよりも先に、自分の判断力をアップデートしましょう。」

📌 この記事のポイント

「AI副業」は実態を確認せよ
競艇は“投資”ではなくギャンブル
100円スタートの裏にある高額課金
自動化に頼りすぎると判断力が鈍る
小さく始め、理解して進めるのが成功の近道

この記事を書いた人

コウジ